前回の続きです。
前回は 1F と 2Fの体験コーナー を見て廻った感想を書きました。
2F:『いすゞ』歴代の名車を見る!
2Fの奥はおじさんワクワクの「
名車ゾーン
」
です。
左の壁には 歴代の車名 と キャッチコピー が掛かれています。
手前はトラック、奥は乗用車が並んでいます。
最初は『
スミダM型バス
』です。
実走可能な最古の国産バスとして「 近代化産業遺産 」に指定されているそうです。
実走可能な最古の国産バスとして「 近代化産業遺産 」に指定されているそうです。
続いて『
TX80型トラック
』です。
現在のトラックより二回りも小さく見えますが
5トン積みトラック
だそうです。
戦後すぐのトラックで荷台は木で出来てます。
戦後すぐのトラックで荷台は木で出来てます。
いすゞのマークは初期のタイプですね。
当時のカタログが展示されているのも大変良いです。
次は『 エルフ 』です。
これは一周回って今見ても通用するデザインですね。
ドアは前開きです。
ホイールキャップ(?)もボディ同色でオシャレです。
これはホントに今でも軽トラックとかで採用できるデザインじゃないでしょうか。
荷台のデザインがスクエアです。板面が多いです。
内装もオシャレに見えますね。
ダッシュボードはボディ同色です。
シートの白色も相まって、今のレトロ家電とかにありそうなデザインです。
『 ベレル 』です。
いすゞが 自力で製造した初の自家用車 で、セドリックやクラウンのライバル車だったそうです。
ただ商業的にはかなり失敗だったそうですね。
三角のテールランプが印象的です。
サイド一直線のメッキラインって今のクルマに無いので新鮮です。
室内です。
シートの生地は当時ものでしょうか?
細かい柄が入っていて上品です。丹後ちりめんみたいだな・・・って思いました。
カタログは後期型の縦目のものですね。
続いて ファスター かなと思ったら『 シボレーLUV 』だそうです。
ジェミニだけじゃなくてこれも協業してたんですね。
角目になる前の フローリアン顔 です。
サイドパネルに横一列に入った深めのプレスライン。
今のクルマには無いクラシックな印象を持たせてくれますね。
現代車にないくらいAピラーが細い・・・のも驚きました。
ボディ下部にあるリアランプは シボレーLUV 専用品でしょうか。
ファスターやロデオは、サイドに縦長のテールランプのものしか見たことが無いです。
いや、これカッコイイな。
それにしても、この当時の 原色に近いオレンジ色 って映えますよね。
シボレーと書いてあるだけで完全に外車に見えます。
左右対称のダッシュボードです。
これは北米の左ハンドルと右ハンドルを大きな変更なく取付できるということでしょうか。
ファスターのカタログがありました。
「 LUV 」のカタログです。
乗用車最後は『 ジェミニ 』です。
小学生の頃、家のクルマが初代ジェミニのマイナーチェンジ後の白のセダンでした。
この初期型はオペル・カデットのイメージが強いですね。
横一列のテールランプもいいです。
最近のデザイン優先の余白の多いテールランプ類より、光ると思ったところが見た目通り光るというデザインは大好きです。
前後逆スラントのデザインが良いです。
室内です。
うちのクルマのドアパネルってこんな凝ったライン入ってなかったかな。
シートも黒地のファブリックか、クロスステッチだったような気がします。
マイチェン後のカタログがありました。
コレコレ!この 丸目のジェミニ !!
実家で乗っていたのはこれの白のセダンでした。懐かしい!!
当時は中古車だったので古臭く感じましたが、今見るとカッコイイです。
ボディ枠いっぱいまである大きなグリルが目を引きます。
これは確か1800㏄のスポーツモデルだけ一部丸型ヘッドライトがあったんですよね、確か。
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2F:『いすゞ』の歴史を学ぶコーナー
展示車両の横に歴代の「いすゞ車」の
ミニチュア
が並んでいます。
これも「グッズコーナーで販売してないかな?」というくらい 再現度が高い です。
いすゞの社員さんが有志で作成したというエピソードを聞きました。
「 117クーペ 」の後ろは「 フローリアン 」 、 横は「 2代目エルフ 」でしょうか。
これだけで1時間は見ていられます。
年代が少し進み「
初代ジェミニ
」と「
初代ファスター
」があります。
これも「グッズコーナーで販売してないかな?」というくらい 再現度が高い です。
いすゞの社員さんが有志で作成したというエピソードを聞きました。
「 117クーペ 」の後ろは「 フローリアン 」 、 横は「 2代目エルフ 」でしょうか。
これだけで1時間は見ていられます。
・・・と「ファスター」の隣に珍しいものがあります。
まさかの「 エルフ・マイパック 」!
超低床車のパイオニア。
FFにして超低床にしたという伝説級の車両です。
名前は知っていましたが、後ろのフレームってこんなにスカスカなのか?
おっ・・・「 3代目エルフ 」がありますね。
その先は、ここらが90年代でしょうか?
「 ビックホーン 」「 ファーゴ 」「 ロデオ 」「 ピアッツァ 」「 アスカ 」という黄金期です。
ファーゴのモデルカーとかありませんからね。鼻息が荒くなります。
「 FFジェミニ 」「 ピアッツァ 」「 ジェミニ 」「 4代目エルフ 」「 フォワード 」「 2代目ファスター 」
「 ジェミニ 」!「 PAネロ 」!「 ミュー 」!
「 2代目ビッグホーン 」!「 ウィザード 」!「 ビークロス 」!
よく作りこまれたミニチュアで、ホントに鼻息荒くなりますね。
いすゞのクルマは人気のあるクルマばかりでは無いので、プラモデルやモデルカーになっていない車種が多いですからね。
ミニチュアの横には いすゞの歴史 が書かれています。
ここにある車両以外の 当時のカタログも展示 されています。
このエリアはもっとじっくり見ていたいですんですが、目を凝らしているのは私だけではありません。
実はスタッフさんもジッと目を光らせています。
というのも新型コロナ禍ということで、 スタッフさんが見学者が触ったところを少し時間をおいてアルコールで消毒して廻っている のです。
ミニチュアを近くで見ようとガラスに手を置いたりすると、スタッフさんが見ていてしばらくすると拭きに来ます。
なので、じっくり見ているとなんだか申し訳が無くってそこそこ遠目で眺めるだけになりました。
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2F:企画展示は「ヒルマン・ミンクス」
最後は2Fの「
企画展示エリア
」です。
スケジュールによって展示車両が異なるコーナーです。
私が行った2020年末は「 ヒルマン・ミンクス 」が3台展示されていました。
ヒルマン・ミンクスはイギリスのヒルマンが製造していたものをいすゞがノックダウン生産していたものですね。
PH12型?
このモデルでノックダウン生産から完全国産化したようですね。
これはヒルマン・ミンクスの最終系ですかね。
ボディの装飾品が増え、メッキパーツが多用化されて高級感が増しました。
2Fの展示はこれで終了です。
エンジンの展示やメカニカルな資料展示もありましたがここでは省略しました。
2Fの最後は「
テラス席
」です。
ここから藤沢工場の中が望めるとのことでしたが、現在は 新型コロナ禍で立ち入り禁止 です。
ここから藤沢工場の中が望めるとのことでしたが、現在は 新型コロナ禍で立ち入り禁止 です。
うーん。残念。
テラス横のエスカレータから1Fに終わると順路は終了です。
大体1時間30分くらい居ましたかね。
見学者がほとんど居なかったので近寄れるだけ近づいて、眺め倒して楽しかったです。
1Fのグッズショップで「 クリアケース 」と「 組み立てトラック 」を買いました。
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隣接の『SAKURA Café』で休憩
ドリンクだけでなくパスタ等の軽食もあります。
来館者が少なかったこともありますが、カフェも空いていました。
アイスコーヒーを頼みました。
「SAKURA Café」でもお土産を買うことが出来ます。
いすゞプラザになかったエルフ60周年記念のラムネが売られていたので、買いました。
【いすゞプラザ】
<開館日>
火~金曜日(完全予約制)
土曜日・祝日(当面の間、完全予約制)
<開館時間>
10:00~17:00
<休館日>
日、月曜日・ゴールデンウィーク・夏季休暇・年末年始
※緊急事態宣言により臨時休館有り
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