ブログネタ
【公式】誰かに話したい"プチ自慢" に参加中!

私が小学生の時に経験した、ちょっとした出来事について語ってみたいと思います。

きっかけは些細なこと

これは私が小学4年生くらいの頃のお話です。

当時仲の良かった幼馴染のタカ君が「親から要らない釣り竿をもらった」とのことで一緒に釣りに行くことになりました。

しかし地元は下町の住宅街。
家の近所にあるのはドブ川です。

とても魚が釣れるとは思えない。

そこで魚が釣れそうな場所が無いかと地図を見ながら考えて、とにかくデカイ川に行こうとなったのです。

大阪のデカい川と言えば一級河川『淀川』です。

日曜日、だいぶ離れた淀川まで自転車を漕ぎ、釣りをしに行きました。

と言っても道具はタカ君が親からもらった 釣り竿が1本 、それと のみ。
さらに私もタカ君も知識ゼロ!釣りの経験も無し!

釣り場も知らないので適当に堤防を乗り越え、雑草を分け入って河川敷まで行きました。

タカ君はそれらしく針に餌を付け、糸を垂らして魚が掛かるのを待ちました。
今思えば釣り竿は短いし浮きも無い。
あんな広い淀川で、こんな短い竿を垂らしても釣れるものもないでしょう。

それでも当時は私もタカ君も、何か魚が掛からないかとドキドキしていました。

しばらくして 釣った魚を入れるモノが無いことに気付きます。
バケツも持ってきてませんので、二人で何か入れるものがないか探し始めました。

タカ君と別々で何か袋か箱が無いかと付近を探し始めます。


しばらく探していると、そこそこ太い樹の根元に 厚手の白いビニールの袋が埋まっているの見つけました。

恐らく10キロだか、20キロだかの米が入ってた袋でしょう。

2つ折りになって埋まっています。


私が掘り起こしてタカくんのところに持っていこうとすると・・・

"ズシッ!!"

中に何か入ってるようです。

袋を開けて中身を見てみます・・・。


それ絶対拾っちゃダメなヤツ

袋の中にあったのは・・・『 拳銃 』でした。

リボルバーの拳銃。
revolver-g12eec9770_640
こんな感じの奴です。

一目見てオモチャでは無いと思いました。

エアガンやガス銃とは明らかに違う・・・金属製です。
見た目から想像する以上に"重さ"がありました。

ヤバイものを拾った・・・

とっさにそう思いました。
夏場だったのですが、生まれて初めて背筋が寒くなって身体が震えました。

タカ君を呼んできて、中を見せます。
目の色が変わるタカ君。

この年齢の子供なら好奇心を持ちそうですが、あまりのリアルを目の前にしてタカ君の反応は私と同じでした。

ヤバイ!
逃げよう!

まず人が来るような場所じゃないですし、どう考えても故意に埋められてます。
二人とも好奇心より恐怖の方が勝っていました。

釣り竿を置いてタカ君は逃げようとしますが、幼少期に10円を交番に届けたことがあるほど無駄に正義感の強かった私。

警察に届けよう

拾ってしまった『拳銃』を自分のカバンに詰め込み、自転車まで戻って一目散に走りだしました。

二人で交番を探します。

自分達が拾ったことを誰かに見られているかもしれない
誰かにつけられているかもしれない
きっとヤクザのものに違いない

タカ君はずっと背後を気にしています。


お巡りさん、こっちです

どうにか交番に辿り着きましたが、お巡りさんが不在のため備え付けの電話で連絡をして到着を待ちます。

その間も誰かに襲われるんじゃないかとビクビクして待ちました。

暫くするとお巡りさんが2名来られ、ようやく少し安心出来ました。

一通り説明し、拾ったものを見せると、

「完全に穴が開いてるね」
「本当はここ塞がってなきゃいけないんだよね」
「あーこれダメな奴だね」


そこで言われたのは「改造拳銃のようだね」ということでした。

本物そっくりの金属製の模造品があるが、銃身を金属で埋めて弾が打てないようにしてあるとのこと。
拾ったものは銃口からシリンダーまでしっかり穴が開いており、本物同様に加工してあるそうです。

話しを聞いて怯えている私とタカ君、さらに驚くことを経験します。

お巡りさんが自分の腰に着けている拳銃をホルスターから外し、拾った銃と見比べ始めたのです。
お巡りさんが身につけている銃は、拾った銃より銃身が短いものでしたが、更に黒く炭を塗ったかのように鈍く光っているのが印象的でした。

図らずも、日本で運用している本物の拳銃を見ることも出来たのです。

こんなやりとりをしながら書類を書いた後、お巡りさんと再び現場に戻りました。

掘り起こした樹の根元を指差しているところを写真に撮られてその日は帰宅しました。

親には素直に話をしました。
怒られはしませんでしたが、何があっても誰にも言うなということでした。

元々、学校の決まりを破って学校区外へ自転車で出掛けたという引け目もあります。

なので、親の言いつけを守って学校の先生にも、友達にも誰にも言いませんでした。

数週間が経ったある日、自宅に刑事さんが来ました。
job_keiji_manjob_keiji_young_man
大阪府警の方で調べた結果を伝えに来たようです。

*元は本物の銃を観賞用を加工したもの
*それを更に加工しなおした「改造拳銃」
*発砲出来るだけの加工がされていたこと
*使用された形跡が無く事件性が薄いこと
*一応、拾得物になるが放棄する旨の紙を書いて欲しいこと


だいたいこんな感じだったと思います。

小学生としては衝撃的な出来事でした。
学生時代はもちろん、社会人になってもすっかり忘れてしまっていました。

安倍元首相の狙撃で『改造拳銃』の話が出るたび、当時の色々な事を思い出してしまったのと何かあっても当時の関係者はいないだろうということで紹介させて頂きました。

以上、「誰かに話したい"プチ自慢"」でした。