2022年11月。

第8波のうわさも聞かれ始めるようになりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
BA1,BA5対応ワクチン接種も始まっているようですが、予防はされていますでしょうか。

周囲の感染の波も耐えきっておりました我ら夫婦も、ついに感染してしまいました。
今回は新型コロナに感染した夫婦の症状の違いや、後遺症についてお話させて頂ければと思います。

妻が感染。私も家庭内感染

【Day1:妻、発症】

まず土曜日に妻が感染して発症
鼻水』と『』の症状が出ました。

熱など他の症状は無し。
その日は気温が急激に低下していたこともあり、季節の変わり目のせいだと思ってました。

新型コロナに感染したという自覚は無いくらい軽症。
念のため買っておいた抗原検査キットで検査したところ、妻に『陽性』反応が出ました。

その際に私も検査しましたが私は「陰性」。
私は「濃厚接触者」になりました。


【Day2:妻から私へ家庭内感染】

翌日の日曜日。
ネットスーパーで数日分の食材を手配。

妻の症状は変わらず「鼻水」と「咳」のみ。
至って大丈夫そうでした。

しかし夕方になって私にも妻と同じように『鼻水』と『咳』の症状が出始めます。

気を付けてはいたのですが再び抗原検査を行ってみると一転して『陽性』。

発症しました。

就寝前は「36.2℃」と発熱していませんでしたが、就寝中に発熱。
熱で身体のあちこちが痛くなっており、寝返りもつらい状態に。


【Day3~5:熱が下がらない】


妻は風邪薬を飲んで"ほぼ"症状は緩和されました。

私の方は完全に「発熱」状態。
朝起きて体温を測ったら「38.6℃」。

解熱剤を飲み始めました。

ここから暫くは解熱剤を飲まないと熱が下がらない状態です。
解熱剤の効果が切れたら日中は"冷えピタ"をおでこに貼り、夜は氷枕をしないと眠れません。

さらに「咳」が酷く、鼻の奥が"キーン"と痛い。

在宅で仕事すれば良いと思っていましたが、完全にダウンしていました。
体感的にはインフルエンザより症状が重いと感じました。


【Day6~:味覚・嗅覚障害】

妻は風邪薬無しでもほとんど「咳」が出なくなりました。
全然元気ですが、自主療養期間内なので家に居る状態です。

私はというと相変わらず朝の体温は「36.9℃」。

発熱が少しだけ収まりましたが「」と「鼻の痛み」も止まらない状態。
解熱剤から風邪薬に変更。

風邪薬の効果で発熱や鼻の痛みが少し収まったのですが、ここで「嗅覚がない」ことに気付きます。
香水、珈琲、ニンニク、ガスどれも匂いがしません。

「食べ物の味が少し変だな」とは思っていましたが、嗅覚が無いので食べ物の香りがせず、さらに味覚も少々ぼやけた状態だったのです。

鼻から抜ける香りが無くなったせいなのか、味覚もやられているのか珈琲は苦い水になりました。



【現在:嗅覚障害と咳が残る】

妻も私も1週間の自主療法期間を終えました。
妻の症状はもう出ていません。

私は2週間ほど「嗅覚」がありませんでした。
最近になって少し戻ってきましたが、ふと気が付くと匂いがしない時があります。

さらに発症から半月ほど経ちましたが「咳」が出ます。

ネットで調べると後遺症が治るまで4日間から2か月くらいの幅があるとのこと。
完治するまでもう少し時間が掛かりそうです。


自宅療養の間、食事はストックしてある冷凍のおかずと『ネットスーパー』と『出前館』を駆使して夫婦の1週間をどうにか家でこなしました。

結構な出費になりました。

ワクチン接種は迅速に・・・

妻の新型コロナの症状は軽症でした。
一方、私は現在進行形で後遺症が残っています。

4回目のワクチン接種を予約していたのですが、接種する前に感染してしまったので一旦延期しました。

これまで接種したワクチンの副反応は妻の方が強く、仕事を休む必要があるので妻の仕事の予定に合わせてワクチン接種を少し遅らせたのです。

もう少し早めの日程で接種していれば症状がもっと軽くなったか、感染自体しなかったのか・・・。
後悔があるとしたら、その点に尽きます。


神奈川県では『自主療養』(自宅療養)になる

神奈川県では2022年9月26日から『自主療養』を採用しているので、病院での検査やPCR検査抜きで感染者として登録し、自宅から一切出ないという運用になります。
もちろん、65歳以上の方や症状が悪化している人は対象外のようです。

陽性者の登録は、神奈川県のコロナ専用ホームページの「陽性者登録窓口」から行います。

登録に際して「抗原検査キットでの陽性の検査結果」や「写真入りの身分証」の画像を撮ってアップロードする必要がありました。

陽性者登録が完了すると「管理番号」が発行されます。
陽性者登録窓口  陽性者登録完了
ちなみに「宿泊療養施設の利用」や「配食サービスの利用」を必要としない場合、登録するメリットは特に無さそうですが、「電話」または「LINE」での療養サポートが受けられます。
療養期間中は毎日朝7:30にLINEや電話で状態確認の連絡が来ます。
全く応答が無かった場合は、窓口の方から直接電話が掛かってくるようです。

しかし、このように公共からのサポートは限定的。

酸素飽和度も状態確認で聞かれるが、陽性者登録してもパルスオキシメーターは送られてこない。

食料品は経済的に厳しい場合はサポートを受けられるものの、通常であれば自分で手配が必要。
宅配やネットスーパーの宅配地域から外れていたら、結構厳しい。

さらに抗原検査キットはネットで買えないうえ、薬剤師がいない土日には実店舗でも買えないので、療養期間が終わった時点で念のため

とどのつまり、必要なものは『日常的に常備する』のが功を奏したということです。

【常備していたもの】

・体温計
(医療用)抗原検査キット
・"ロキソプロフェン"系の「解熱剤」
・風邪薬
・冷えピタ
・氷枕
・ゼリー飲料
・のど飴
・冷凍食品
・飲料水
・パルスオキシメーター


そもそも普段の生活で必要なトイレットペーパーやハンドソープ、手指消毒用アルコール、マスク等は1週間分は余分にストックしてある方が良いです。

また、私も妻も定期的に病院で処方された薬を飲んでいるのですが、各々1週間分多めに出してもらっていたので助かりました。


ネットで「新型コロナは風邪」と言う方もいらっしゃいますが、妻の症状のケースであれば"ある意味"そうかもしれません。

一方で私のように普通の風邪では思いも寄らない後遺症が残る人も居るので、引き続き感染拡大の最低限の予防措置は今後も必要だと思います。

なにより早くコロナが収束して欲しいものです。